初めからＡ－４用紙（チラシの裏の場合多い）にいきなりクロッキー描きをする。今回の場合、新鋭巡航艦を描くのが目的。１０枚程度いい加減に描いた中からの良さそうなシルエットを選び出し、更に描き込んでみる。こんな事を毎回やっていたら紙がタマラナイので、集めて置いた裏白チラシなのです。今回は、なかなか外形が決まらなかった。
最も初印象を大切にして、もう少し描き進めたものが、これ。随分と違うように思えるが。どーしても先端とその上が気に入らず、一度中断する。粗ではあるが、ここで全体的にポイントが決まってしまっている。話は違うが、このような時間をラジオを聴きながら、ムトーのドラフター台で過ごす事が好きなのかも知れしれないし、続いている。
一方で、別の用紙に違った方向も模索している。初稿のフロントを逆さまにしてみたら具合が良いので、採用。それでも、先端上部が没の嵐。このように過程でパーツ修正を心行くまでやる。稀に「レジェンド」のテラノバの様に全く違った姿になっってしまった例もある。
さて、部分の手直しを繰り返しつつ、良い所採りしてここまで出来た。例の部分は、この段階になってもまだ描き直しが継続中。ながらではあるが、配置予定の別艦船や衛星なども考え始めている。
既に外形は妥協の域に。整合性を求めてグルグル回していじり回している。更に、ディティールの掘り下げを再開する。
転写用原稿が出来上がった。が、ここからまとまった時間が必要になるので、仕事の都合で見送られてしまうケースが茶飯事である。もうこの原稿で、シャトルのイメージが出来ている。錨のかたどりのつもりが、今になるとどっかのコントローラーに見えぬでも無い。
全体イメージは頭の中にあるが、各パーツの配置を検討しているラフ稿。この段階では、メインと衛星しか出来ていなかった。だが、進行上とんでもない事にバランスの都合でメインの艦を反対向きにする事となった。エ～ン。パソコンが来たばかりでまだ使えず、トレーシングペーパーを使って、手作業により反転原稿を作ってしまった。今なら1秒も掛からないのにご苦労さんでした。
参考までに、ここまでの間にテクニカルロジスティックスデッカー”インダストリアルライト”のイメージを仕上げていく過程で描いたもの。衛星ベイの開口角度や艦船アタゴ、ホライゾンの姿も描かれている。出来が良いので、もう一度描きたいのだが、大きいのでまた部分的になるかも。
ペン入れは毎回緊張します。好きな音楽やラジオを聴きながら行うと調子が良いです。拠って、順次レイアウト通りに転写とペン入れを繰り返して、未修正原画が右の様になりました。今回は、このまま彩色に突入し、まず、マスキングシートでシールドする作業に取り掛かりました。エアーブラシは、一瞬の勝負ですが、マスキングは時間が掛かります。ところで、集光ファクトリーは周囲を描きこんであったのですが、大きさ感が出ないために検討の結果、ただの楕円としました。
船の色は最初からマリンと決まっていましたからか、ポスターカラーだったのを忘れ、エアーブラシ掛けしていくとディティールが消えてきてしまい驚いた。慌てて透明水彩に切り替え、難を逃れる。気が付くと、部屋の中や鼻や髪の毛まで同じ色になってました。やはり昔から色のセンスが悪く、期待した色合いにならない。時間が掛かるばかりで、効果が得られなかった。特に背景は、縞状になってしまい余計だった。今ならどうにでもなるが、当時は我慢するしかなかった。右は、スキャン入力して、繋ぎ合わせたばかりのデータらしい。
こちらは、一番最初に仕上がっていたパーツで、フガクのコスチュームと士官とナビゲーターです。好きな色鉛筆での仕上げです。まだパソコンでの彩色をした事が無かったのだった。Ａ－4ケント紙に描いたものを初めてフォトショップに取り込んだ。同時にエアブラシ加工の終えた本原稿も同様に取り込んで、合成する。慣れないＧ－３で、Ａ－３の画像加工はフリーズの嵐となって、往生しました。部分加工で、仕上げて行けば良かったのだが、全く知らなかった。
初めてフォトショップ５を使用して、仕上げして行くつもりが、使い方が全く分からない・・・。そんな境遇の中でもここまでやって来たのだと気合を入れる。もう３日も寝ていなかった。右は、レイアウトの終えたが、ほぼ完成目前のデータである。そしてついに、１２月３１日２１時頃完成したのが、ギャラリーにある作品なのでした。 GO STARS GALLERY [ STAR QUEST ]
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